理事長挨拶GREETING

ごあいさつ

理事長 野水 基義

2021年5月17日
日本結合組織学会 (JSMBM)
理事長

東京薬科大学・薬学部
野水 基義

日本結合組織学会は1969年に第1回の学術大会が開催され、半世紀以上にわたり日本における結合組織関連の研究の発展に寄与してきた歴史と伝統を有する学会です。また、2015年にはマトリックス研究会(1959年にコラーゲンシンポジウムとして発足した後、コラーゲン研究会、マトリックス研究会として発展)と学術集会を長年合同開催した後に発展的統合し、細胞外マトリックス関連分子や病態解析の専門家が一堂に会し、基礎から臨床まで幅広い領域の研究者が情報・意見交換を行う場として発展を遂げてきています。2021年4月に、前理事長の渡辺秀人先生(愛知医科大学)から引き継ぎ、日本結合組織学会理事長に選任され、就任いたしました。歴代の理事長・会長・理事・監事・評議員の先生方をはじめとする諸先輩方が築かれてきた学会活動に微力ながらも貢献できるよう、鋭意努める所存です。何とぞご支援賜りますようお願い申し上げます。

日本結合組織学会の最も重要な事業は、毎年開催される「日本結合組織学会学術集会」です。日本結合組織学会では、本学術大会を結合組織分野における基礎から臨床まで幅広い領域の研究者を対象とする総合的な学術集会として位置付け、「基礎と臨床の融合」を目指した内容の充実に取り組んでまいりました。結合組織関連の研究分野は広範囲にわたります。多様な領域の研究者の方々に日本結合組織学会学術集会に参加していただくことを強く願っております。

日本結合組織学会では学術集会とあわせ、大高賞、学術賞、功労賞、学術集会でのYoung Investigator Awardの選考と授与を行っています。また、海外関連学会への若手会員の参加・発表を支援する目的で、渡航援助のためのJSMBM International Travel Awardの授与を行っています。Travel Award事業をとおして、国際的な視野を身につけ新たな研究展開を図っていただく機会を支援することも学会の大きな使命と考えています。若手研究者の方々の積極的な応募をお待ちしています。

日本結合組織学会は、結合組織及びその関連分野に関する研究の進歩発展をはかり、広く研究者間の交流を深めることを目的としています。様々な活動をとおして、結合組織や細胞外マトリックスに関連した研究活動の発展に寄与できる学会をめざしていきたいと考えています。特にホームページの充実をはかり、迅速な情報発信を行うとともに、年2回発行されるニュースレターをとおして、会員間の情報共有を更に充実していきたいと考えています。皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。